春の旬の野菜が多く出回る季節になりました。
旬の野菜はおいしいだけでなく、実は環境にもやさしいんです。
旬の野菜は露地物と呼ばれ、野菜が本来育つべき時期に合わせて自然に近い形で栽培されます。
太陽の光を一身に受け、自然の力で育っているので、ほぼエネルギーが要りません。
本来の味や食感、香りを感じることができるのも特徴です。
今回は、そんな旬の野菜である、春キャベツや新玉葱など、この季節ならではの野菜を使ったケークサレをご紹介します。
「ケークサレ」とは、フランス語で「塩味のケーキ」を意味する甘くないお惣菜ケーキ。
しっかり味付けしてあるので冷めてもおいしく、具材がたくさん入っているので春休みのブランチや軽食にぴったりです!
エコでおいしいポイント
● 旬の野菜を使うので、エネルギー消費量が少なく、栄養もたっぷり摂れます。
● 捨ててしまいがちなブロッコリーの茎もおいしく調理します。
● ワンボウルで作るので、洗い物の削減になります。
● 飲み終わった牛乳パックを焼き型として再利用します。
● 冷めても温め直しの必要がないので、エネルギーの削減になります。
『ワンボウルで作る春キャベツと新玉葱のケークサレ』のレシピ
<材料>(1L牛乳パック 1本分)
春キャベツ
1/8コ
新玉葱
1コ
ブロッコリー
1/2コ
ウインナー
1袋(約90g)
バター
20g
卵
2コ
●薄力粉
130g
●ベーキングパウダー
5g
牛乳
60g
塩
小さじ1強
胡椒
少々
<必要なもの>
・1L牛乳パック
・クッキングシート
・ポリ袋
<準備しておくこと>
・牛乳パックはよく洗って乾かし、長方形の一面だけ切り取る。
注ぎ口の部分を開いて重ねるように折りたたみ、ホチキスで止める。
・ポリ袋の中に●の材料を入れ、口をしっかり持って振り、混ぜ合わせる。
・オーブンを180度に温めておく。
<作り方>
1.春キャベツは2cm角、新玉葱は1cm角の大きさに切る。ブロッコリーのつぼみの部分は小房に分け、芯の部分は1cm角に切る。
2.1とバターを耐熱ボウルに入れ、ラップをふんわりかけて600Wの電子レンジで約5分加熱する。
3.輪切りにしたウインナーを加え、さらに約2分加熱して、冷ましておく。
4.3の中に卵を入れ、ヘラで黄身と白身をしっかり混ぜながら、具材と絡むようによく混ぜる。
5.あわせておいた●(薄力粉+ベーキングパウダー)と、牛乳、塩・胡椒を加えて、ボウルの底からヘラでさっくりと切るように混ぜる。
6.牛乳パックで作った型にクッキングシートを敷き、5の生地を流し込んで上から落として空気を抜きながら平らにし、180度のオーブンで約35分焼く。
※牛乳パックは熱に強いですが、天板にくっつくことがあります。気になる方は天板の上にも1枚クッキングシートを敷いてください。
7.オーブンから取り出して冷ましておく。
お好みの厚さに切り分けたら完成です。
ひと切れずつクッキングシートで包めばワンランクアップのおしゃれなごちそうに!
片手で食べられるからカトラリーも不要。ホームパーティーやピクニックに持ち寄っても喜ばれそうな一品です。
塩の代わりに、粉チーズを30g加えるとチーズ味のケークサレになります。プレーンの他にも、アレンジしてバリエーションを楽しんでみてください。
栄養たっぷりの旬の野菜。おいしく食べ切れば地球にもお財布にもやさしく良いこと尽くし。
ブランチや軽食はもちろん、春のおでかけのお供にも、ぜひ作ってみてくださいね。
レシピ/k-meals, 片山けいこ
湘南の自宅にて店舗兼工房k-meals,主宰。管理栄養士。
Webメディアへのレシピの執筆、自宅工房での料理教室、ケータリングやプチギフトの制作などフードコーディネーターとして活動中。肩ひじ張らないあたたかみのある自然体な食ライフスタイルを提案している。現在3児の母。< K-mealsウェブサイト>
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