春に出回る野菜には「新」という言葉がつきますね。全ての野菜がそうではありませんが、「新」とつくものは、収穫されてから貯蔵されずに出荷されるものが多いので、新玉葱のように皮が柔らかく、みずみずしい味わいが特徴です。
今回は、春に旬を迎えた野菜たちを主役に、本来捨ててしまう野菜の芯や皮を加えて栄養と旨みがたっぷり詰まったディップソースを作りましょう。
エコでおいしいポイント
● 芯や皮といったいつもなら捨ててしまう部分もまるごと調理し、捨てる部分を減らします。
● 野菜はひとつの鍋で順番に茹でるので熱量と水のエコに繋がります。
● ディップソースは家庭によくあるツナ缶や牛乳を用いて、買い出しの手間を減らします。
『春野菜の栄養と旨みたっぷりディップソース』のレシピ
【調理時間 約15分】
<材料>約4人分
アスパラガス
3本
さやえんどう
1パック(約10本)
春キャベツ
1/8コ
春人参
小2本
胡瓜 1本
ディップソース
野菜の芯と皮
上記分量分
オリーブオイル
大さじ2
ツナ缶(オイル漬)
1缶(約70g)
にんにく
1片
牛乳
50ml
粉チーズ
大さじ2
塩
小さじ1/2
こしょう
少々
<作り方>
1. 春人参は皮を剥き、胡瓜と同様に長さ約7~8㎝のスティック状に切りそろえる。アスパラガスは根元の部分をスライサーで剥き、食べやすい大きさに斜め切りする。切ったアスパラガスは硬い部分と柔らかい部分に分けておく。キャベツは芯を除き、大きめにざく切りする。さやえんどうは筋を取り除く。
人参の皮、アスパラガスの根元の皮、キャベツの芯はディップソースに使うので捨てずに取っておく。
2. 胡瓜以外の野菜をひとつの鍋で時間差で茹でていく。鍋に湯を沸かし、小さじ1の塩(分量外)をいれ、「人参→(約2分後)さやえんどう・アスパラガスの硬い部分→(約1分後)→アスパラガスの柔らかい部分・キャベツ」 の順に茹で、最後にまとめてザルに上げて粗熱を取る。
3. 皮を剥いたにんにくと1で出た野菜くず(人参の皮、アスパラガスの根元の皮、キャベツの芯)を耐熱器に入れてふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで約2分加熱する。
4. 3とソースの材料をミキサー(またはフードプロセッサー)でディップ状にする。
5. お皿に野菜を盛り付け、3のソースを添える。
以上で完成です!
色鮮やかな野菜たちで食卓もパッと華やかに。このレシピの春野菜以外にも、お好みの野菜で味わってみてくださいね。
レシピ/k-meals, 片山けいこ
湘南の自宅にて店舗兼工房k-meals,主宰。管理栄養士。
Webメディアへのレシピの執筆、自宅工房での料理教室、ケータリングやプチギフトの制作などフードコーディネーターとして活動中。肩ひじ張らないあたたかみのある自然体な食ライフスタイルを提案している。現在3児の母。< K-mealsウェブサイト>
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