年末年始の帰省や長期旅行に向けて、冷蔵庫の中にある食材で使いきれずに余ってしまい、どう処分しようかと頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する『焼きカレードリア』は、そんな食材を使って作ります。
・ 中途半端に残っている野菜が冷蔵庫を占領している。
・ 冷蔵庫の片隅に、いつかの使いかけのカレールーがある。
・ パック入りの卵が使い切れず、そろそろ賞味期限を迎えそう。
このような余り食材に心当たりはありませんか?捨てるのはもったいないし、食材が傷む前にごちそうに変身させれば、冷蔵庫の中も気持ちもスッキリします。
カレーソースには、余りがちな食材として、使い切れない野菜トップ10※に入る、白菜、人参、太葱を使います。さらに、保存が利くからと使うのを先延ばしにしがちなツナの缶詰を使うから、旨みもたっぷり。
簡単に作れるホワイトソースとともに余りご飯の上にのせたら、チーズをかけてオーブンへ。 仕上げにとろ~り黄身が流れ出る半熟卵をのせれば、味も見た目もワンランクアップ!
この年末はエコでおいしいひと皿を、ぜひお試しください。
※2015年マイナビスチューデント調べ『買うと必ず残ってしまう野菜 Top10』より
エコでおいしいポイント
● 家庭の冷蔵庫で中途半端に余りがちな野菜やカレールー、卵などの食材を使い切ることで食品ロスの削減につながります。
● 余り食材を使い切って冷蔵庫の中がスッキリすると、庫内に冷気が行き届くので節電につながります。
● ご家庭にあるもので簡単に作れるホワイトソースが、ほど良いアクセントになります。
『焼きカレードリア』のレシピ
<材料>(2人分)
■カレー
・白菜
1~2枚
・人参
1/3本
・太葱
1/4本
・ツナ水煮缶
1缶(70g入)
・カレールー
2かけ(40g)
・水
300ml
■ホワイトソース
・バター
20g
・薄力粉
20g
・牛乳
200ml
・固形コンソメ
1/2個
・卵
2個
・冷やご飯
250g
・ピザ用チーズ
50g
・油
大さじ1
<作り方>
【調理時間】45分+焼き時間25分
1. 白菜は千切りに、人参は薄い半月切りに、太葱は斜め薄切りにする。
2. カレーを作る。
フライパンに油を熱し、1の野菜を炒める。
しんなりしてきたらツナ缶を汁ごと加え、混ぜ合わせる。
水を加え、蓋をして弱火で5分煮込む。
火を止め、カレールーを入れ溶かす。
再び火をつけ、とろみがつくまで混ぜる。
3. ホワイトソースを作る。フライパンにバターを入れて弱火にかけて溶かし、薄力粉を加えて混ぜ合わせながら炒める。(弱火で、焦げないように注意する。)
牛乳を少量ずつ加え、その都度よく混ぜて伸ばしていく。
牛乳を全て入れたらコンソメを加え、溶かして火を止める。
4. 耐熱容器に冷やご飯を敷き詰める。
ホワイトソースをのせる。
カレーをのせる。
ピザ用チーズを振りかけて、180℃のオーブンで25分焼く。
5. 半熟卵を作る。
小さめの鍋に1cmほどの水と、冷蔵庫から取り出した卵を入れて蓋をして火にかける。
沸騰したら弱火にして5分加熱し、火を止めて蓋をしたまま2分蒸らす。 茹であがったらすぐに冷水にあてて殻を剥く。
(少ない水で半熟卵をつくる、エコな茹で方です!)
6. 焼きあがったカレードリアの上に半熟卵を盛り付ける。
以上で完成です。
余り食材をおいしく食べ切って冷蔵庫をスッキリさせれば、気持ちよく新年を迎えられそうですね。
今回ご紹介した野菜に限らず、ご家庭で余っている食材に置き換えて作ってみてください。
ツナは、お肉やハム、ベーコンなどで代用してもOKです。
様々なアレンジをお楽しみください。
レシピ/ akari
浦和「kurasu_life料理教室」主宰。フードスタイリスト、食育メニュープランナー。野菜をたくさん取り入れること、旬のものを食べて四季を楽しむこと をモットーに毎日料理しています。中国在住経験がある為、中国料理・アジアン料理も好きです。Instagramには、家族の為に作った日々の御飯を投稿しています。
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