ラップやキッチンペーパーの代わりにも! 昔ながらの『さらし』は使い捨てないエコな台所道具

日本の台所で古くから使われている木綿の「さらし」。

手作りマスクの材料としても注目の「さらし」は、食器を拭くための布巾として活用できるのはもちろん、出汁を漉したり、蒸し料理の時に使う蒸し布にしたりと万能に使える便利な道具です。

今回は使い捨てのラップやキッチンペーパーなどの代用品としても改めて見直されつつある「さらし」の魅力に迫ります。

「さらし」ってどんなもの?

さらしとは、不純物や色素を取り除いた綿布または麻布のこといます。

妊婦さんの安産祈願のための腹帯や、和装の肌襦袢、赤ちゃんの布おむつなど、肌着素材としてのイメージかもしれませんが、日本では古くから万能な台所道具として使われてきました。

きれいに漂白を施されているものが主流ですが、食品に直接触れる料理用には「無蛍光」「無漂白」「生成り」といった薬剤を使用せずに製造されているものがおすすめです。

さらしはネット通販のほかに、ドラッグストアや呉服店、手芸店、ベビー用品店などで購入できます。

さらしの特性

・熱に強い。(蒸し布や、出汁などの漉し布に最適。)

・吸水性に優れている。(食器拭きや、洗った食材の水切りに。)

・濡れてもすぐに乾くので衛生的。

・丈夫なので何度も繰り返し使える。

上記のような特性から、さらしは台所道具としてとても重宝されてきました。ところがキッチンペーパーなどの便利な台所用品の台頭により、最近では見かけることも少なくなりました。

そんなさらしですが、エコ意識が高まる中「使い捨てない」選択肢のひとつとして、あらためてその魅力が見直されています。

「さらし」をラップやキッチンペーパーの代用に

ラップの代わりに「さらし」を使う

作った料理を保存する時やおにぎりを作る時など、毎日のように使っている使い捨てのラップ。そのラップをさらしに代えてみれば、暮らしの無駄遣いやごみを減らすことができますよ。

●さらしで料理のおいしさを保とう

さらしを濡らして固く絞ってラップ代わりに料理に被せておけば、おかずを乾燥から守ってくれます。

また、おいしいご飯の炊き方にもさらしが使えます。炊飯器で炊いたご飯をしゃもじでほぐし、さらしを被せて蓋を開けたまま5分放置しておくと、余分な水分を吸収してくれるのでふっくら仕上がります。

●さらしでおにぎりを作ろう

おにぎりを握る時、濡らしたさらしをラップ代わりに使えば、炊き立ての熱々のご飯でも簡単に握れます。よく湿らせておくことでさらしに米がくっついてしまう心配もなく、艶やかなおにぎりができますよ。

キッチンペーパーの代わりに「さらし」を使う

●さらしで出汁を漉そう

和食を作るときに欠かせない出汁。熱に強く、丈夫なさらしは漉し布としてもおすすめです。さらしで漉すと、にごりがなく澄んだ出汁に仕上がるので、プロの料理人にも愛用されています。

●さらしで豆腐やヨーグルトなどの水切りをしよう

豆腐やヨーグルトなどの水切りにもさらしはおすすめです。さらしで包んだ食材をザルに置いておくだけで簡単に水切りできます。キッチンペーパーと違っていくら水を吸い込んだとしても破れる心配がないので安心して使用することができます。

●さらしで野菜の水気を拭き取ろう

野菜を洗った後の水気の拭き取りにキッチンペーパーを使っている方も多いのではないでしょうか?さらしを使えば、広い面積で水気を優しく拭き取ることができるので食材へのストレスもかかりません。

また、塩揉みした胡瓜や茹でたほうれん草など、食材の水気をギュッと絞りたい時にもさらしが便利です。破れる心配もなく、しっかり水分を出すことができます。

使い捨てない「さらし」でエコな暮らしを実践しよう

手に入りやすく、好きな大きさに切って使えるさらしは、漉したり、包んだり、拭いたり…と万能に使えるエコな道具です。

お手入れは、基本的に食器用洗剤で手洗いして日干しします。黄ばみやシミが気になるようなら台所用の漂白剤でつけ洗いをします。煮沸消毒も殺菌には有効です。

毎日使って使い古したら、最後は雑巾として使ってくださいね。

こんなふうに、ひとつの道具を最後まで大切に使い切ることの心地よさに改めて気づかせてくれる「さらし」。ぜひみなさんの暮らしにも取り入れてみてください。

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