蒸し暑さを感じる季節になりました。ジメジメと湿度の高い梅雨の季節から夏にかけて、キッチンの生ごみのにおいに憂鬱になる人も多いのではないでしょうか。沈む気持ちに拍車をかけるようにコバエが飛びまわるなんてことも…。
そんな悩みを抱えている方必見!今回は生ごみの嫌なにおいを防いで気持ちよく夏を迎えるための、生ごみの捨て方や消臭方法をご紹介します。
嫌なにおいもスッキリ!おすすめの生ごみ処理は?
●しっかり水気を切る
生ごみの嫌なにおいの原因は、生ごみに含まれる水分です。
水気を含んだままにしておくと、生ごみはあっという間に腐って嫌なにおいを放つので、まずは生ごみの水気をしっかりと切ることがポイント。
野菜の皮やクズは、水切りカゴに入れるのではなく、濡れない場所に溜めてから捨てるのが良いでしょう。また、茶殻やだしパックのような水気を多く含んだごみは、ゴミ箱に入れる前にしっかり水気を絞るひと手間を忘れないようにしましょう。
それでも水気が多いごみが出てしまった場合は、新聞紙で包んでから捨てると嫌なにおいの予防になりますよ。
●コンポストを利用する
ごみの出し方に気を付けていても、ごみの日を待っている間に嫌なにおいが発生してしまうこともありますね。そんな時におすすめなのが、以前ご紹介したコンポストです!コンポストは、段ボールでも作ることができ、コンパクトなので自宅のベランダでもできます。出来上がった堆肥は家庭菜園に利用するなど、地球に優しい循環が生まれます。
環境に負担をかけない生ごみのにおい対策
●まずは生ごみを出さない工夫を!
夏場のキッチンの嫌なにおいの原因である生ごみを減らすことが、何よりも手軽ですぐに取り組める対策です。
・必要な分だけ買う習慣を心がけましょう
最近問題となっている「食品ロス」。買い物の際に、必要な分だけ買うように工夫をする、買った食材は無駄なく使い切るなど、普段の生活から心がけるだけで生ごみを減らすことにつながります。
・野菜や果物には皮や種もまるごと食べられるものがあります
野菜や果物の皮や種など、ごみにしてしまいがちな部分には栄養が含まれています。おいしく調理して食べれば、栄養満点なうえ、生ごみも減らすことができます。ゴーヤの種やワタ、ピーマンの種、大根や人参の皮…まるごとおいしく食べられる身近な野菜を知っておくことはエコな暮らしにつながりそうです。
●生ごみの消臭には環境に負担をかけないものを活用しよう
重曹やクエン酸、コーヒー殻などを活用すれば、環境への負担をかけずに生ごみの嫌なにおいをスッキリさせることができます。
・重曹
掃除のアイテムとしても重宝されている重曹は、生ごみのにおい予防におすすめです。重曹には雑菌の繁殖を抑えてくれる効果があるので、生ごみを出したら覆うように振りかけておけば、においの発生を抑えてくれます。
・クエン酸
においが発生した生ごみには殺菌効果のあるクエン酸がおすすめ。においの元を覆うように振りかけて使用してください。
・コーヒー殻
抽出後のコーヒー殻は消臭剤としても使うことができます。よく絞って水気を切ったコーヒー殻を生ごみと一緒に捨てるだけで、嫌なにおいが消えますよ。
・茶殻
茶殻には除菌・消臭効果があります。お茶の代表的な成分である「カテキン」には消臭作用があり、日本の暮らしの中では昔から茶葉を除菌・消臭剤として活用してきました。
お茶を淹れた後の茶殻をよく絞って、生ごみの上に振りかけるだけでも消臭効果があります。手軽にできるので、ぜひやってみてください。
におい対策で夏の暮らしを快適に!
生ごみのにおいは、特別なものを買い揃える必要もなく、ゴミ箱に入れる前のひと手間を意識するだけで防ぐことができます。
生ごみだけでなく、排水口や三角コーナー、スポンジ、たわしなど、台所の水回りを清潔に保っておくことも大切です。
気持ちよく夏本番を迎えるために、生ごみの処理方法を見直してみてはいかがでしょうか。
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