私たちの生活と切っても切りはなせないゴミ。環境省の調査結果によると1日で1人が出すごみの量は平均すると920g※にものぼるのだとか。たった1日生活するだけで1kg近いゴミが出るとは驚きですよね。
※環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成29年度)」の調査結果
ゴミをゼロにすることは難しくても、ちょっとした心がけで減らすことはできるはず!
今日はゴミを減らすための「R」からはじまる3つのキーワードとともに、無理なく楽しく実践できるヒントをお届けします。
ゴミを減らすための『3R』とは?
ゴミを減らすために意識したいキーワード…それが『3R』です。
●Reduce(リデュース)・・・ゴミを出さない。削減する。
●Reuse(リユース)・・・不要品を再利用する。
●Recycle(リサイクル)・・・不用品を回収、再生し、原材料として再利用する。
この3つのキーワードの頭文字を取って『3R』。
『3R』には気軽に実践できるエコなヒントが盛りだくさんです!優先順位の高いものから順番にご紹介します。
1.『Reduce(リデュース)』
一番大切なのはゴミを出さないように心がけることです。日常的にも無理なく取り組めることはたくさんありますよ。
●買い物の時からゴミや無駄を減らすことを考える
マイバッグを持ち歩いたり、簡易包装の商品を選ぶことはゴミの削減につながります。また、店頭で食品を買う時にできるだけ賞味期限が近いものを選ぶことで食品ロスも減らすことができます。
●使い捨てをやめる
最近は「使い捨てない」グッズが注目されていますね。例えば、洗って何度も使えるラップやマスク、電子レンジで温めて使うカイロなど、今までは使い捨てていた日用品も、繰り返し使えるものが次々と登場しています。
環境にもやさしいうえに、見た目にも可愛いアイテムが盛りだくさん!お気に入りのエコグッズを探してみてはいかがでしょうか。
●食材を無駄にしない
生ゴミの多くを占めるのが野菜のくず。ベジブロスでもご紹介したように、いつもは捨ててしまう部分も工夫しながら食べ切りましょう。
これから旬を迎える大根の場合、葉は塩もみして漬物に、皮は千切りにしてきんぴらにするとゴミも減らせてまるごと美味しくいただけます。
2.『Reuse(リユース)』
二番目に大切なのが製品をそのままの状態で再利用することです。
詰め替え式の洗剤を買って容器を再利用したり、クリーニング店に古いハンガーを持ち込んだり…意識せずとも既に実践されている方もいるかもしれませんね。
また、自分にとっては要らないものも他の人の手に渡ると「必要なもの」に変わることがあります。
サイズが合わなくなった衣類や遊ばなくなったおもちゃなどを誰かに譲ったり、フリーマーケットに出品したり、お下がりにだすといったことは、立派なリユース活動です。
3.『Recycle(リサイクル)』
リサイクルはいらなくなったものを回収、再生して、原料として再利用することを言います。3Rのうち最も馴染みのある言葉かもしれませんが、運搬のコストやエネルギーが必要となるためゴミを減らすための優先順は低くなります。
混ぜてしまえばゴミですが、しっかり分ければ資源になりますので、地域のルールを守って分別に協力しましょう。
ゴミを減らすために心がけたい『3R』、いかがでしたか?
最近では『3R』という概念に加え、「Refuse(リフューズ)=ゴミになるものをもらわない」、「Repair(リペア)=修理して長く使い続ける」「Rental(レンタル))=所有しないで借りる」など、環境に配慮した”R”が付くキーワードに消費者の意識が向いているようです。
“R”からはじまるエコなキーワードを頭の片隅に置いて、無理なくゴミの少ない社会に貢献できたらいいですね。
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